2010年08月20日
きみの手の鳴る音。
にぎわっていた。
小さなお祭りだった。
みんなが同じように笑って
みんなが同じものを感じあった。
小さな世界だった。
それゆえ、小さな悲しみが大きかったりもした。
喜び以上にあふれた悲しみが
ひしひしと流れて、その小さな世界は大きくなって
他人の世界を壊し始めていった。
きみがいれば・・・
きみの手の鳴る音で
どうか僕らを救ってよなんて・・・誰が言えるだろうか。
悲しみに埋もれたきみに
どうしてこれ以上の悲しみを与えなければいけないのか。
答えはいつだって、きみに頼っていたんだと
きみの大きさに誰もが泣いてしまったよ。
Posted by 東雲 朔(Saku Shinonome) at 04:38│Comments(0)
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